第6期生「入塾式」 2014/06/7(土) エクスプレッションスクール桜坂にて
「入塾式」
(1) 開式の辞
(2) 国歌斉唱
(3) 入塾証書授与
(4) 塾長式辞
(5) 来賓祝辞
①福岡雙葉学園中学高等学校
校長 西山和幸 様
②フィニッシング・スクール インフィニ
校長 大野祐子 様
(6) 塾生スピーチ
(7) 保護者挨拶
(8) 閉式の辞 …以上
<第6期生 入塾式> 「なんでもない日」が、”はじまりの日”になります。
私たちは誰しも、人として生きている限り、みんながそれぞれに自分の人生の中で、「私」という名の主人公です。その「私」がこの世界に登場したのは、時を遡れば、お父さまとお母さまが、「縁」という名の赤い糸に導かれて出逢った、人生の「ある日」に始まります。 「偶然」が「必然」なのかどうかの答えを知っているのは、「神様」と「未来」だけです。自分の人生の「幸せ」をはかる方法は、十人十色。 私たちが「海」や「空」を見て感じる「青色」は、それを見つめる「個」の瞳によって、「私の感じている青色と同じ青色」なのかどうかをくらべることはできません。それは、友達や恋人、親子という繋がりであっても、「感じ方」は多様であり、それが”コミュニケーション”をはかることの妙。 そして、私たち一人一人の持ち味、「個性」という「色」も”コミュニケーション”を潜りながら単えには表現できない豊かな色彩に変化していきます。全ての人に「一度きりの人生」を楽しむ自由があり、その”コミュニケーション”の潜り方に応じて、自分以外の「相手」と共に創る「日々の暮らし」の環境が生まれます。 できることなら、できるだけ、「日々の暮らし」を楽しく、明るく、心地よく、幸せに重ねていくために、「大切なこと」があります。「海や空の青色」を見つめる私たちの瞳が、どれだけ心通う相手であろうとも「全く同じ青色」であると感じているかどうかは一生分からない限り、それぞれが「心の窓」を磨く術を身につけることで、多彩な世界を生きる楽しさを知ることができます。 その鍵となるのが「マナー」であり、「エクスプレッション」。女性として、人として、このカラフルな世界で「個」が活き活きと輝く「愛し愛される生き方」について、みんなで一緒に考えていく学舎が、私たち「エクスプレッションスクール雙葉」です。 -そして、2014年6月7日(土)。 「エクスプレッションスクール雙葉 第6期生」として、新たに19名の女の子たちが”入塾の日”を迎えました。 今年、「第6期生」に入塾を希望してくださったご家庭からは「入塾説明会でスピーチをなさっていた、卒塾生の先輩方が素敵だったから入塾したいと思いました。」というご感想をたくさんいただきました。 「憧れ」というプラスのエネルギーは、とても眩しく、「希望」そのものです。今の自分が「なりたい私」「行きたい所」「チャレンジしたい事」の方向に、心惹かれ、身体が動く-これが「憧れ」というポジティブなパワー。 「憧れ」より少し大人しい感情に、「羨む」という控え目な種火があります。今の自分が「届かない私」「行けない所」「できない事」の方向に、心とらわれるばかりで、身体は動かない-これが「羨む」というシャイなエモーション。 ”一歩踏み出す”という、「はじめの一歩」には勇気が必要です。きっかけも、タイミングも大切です。 この第6期までに、エクスプレッションスクール雙葉に「入塾してみたい」と思ってくださった卒塾生、新塾生の1人1人の「はじめの一歩」は、お父さま、お母さまの薦めや、自らの意志、先輩や友達の影響によるものであり、それはやはり私たちの心に「憧れ」というポジティブなエネルギーがあることによります。 「羨む」ところに留まらず「憧れ」の方向に一歩踏み出す時、私たちは全ての「偶然」を「必然」に変える”意志の力”を育み初めています。 「夢を叶える」「志を成し遂げる」には、ものごとがうまく運ぶ「順境の風」に押される時も、その逆の行く手をはばむ「逆境の風」に立ち向かう時も、「幸運」に変える”意志の力”が必要なのです。 「羨む」ところに留まっている時、「自分の成長」とは違う方向にエネルギーを向けることもありますが、それは”自分を誤魔化す時間””自分を茶化す言葉と行動”であるということを、私たちはちゃんと知っていて、けれど知らないふりをしながら、やり過ごす時もあります。 その「やり過ごす自分」も受け入れつつ、けれどそこに自分以外の人を巻き込まず、最終的には自分の憧れる方向に、自ら「一歩」を踏み出していく先にしか「答え」を見出すことはできません。 エクスプレッションスクール雙葉の第1期生から第5期生までの先輩たちは、約10ヶ月間の学びの中で、自ら考え、言葉と行動を選び、「一歩」を踏み出す力を育み、卒塾後もそれぞれの日常の中で活き活きと活躍しています。 それぞれが太陽とともに巡る”なんでもない日”の中で、自ら考え、言葉と行動を選び、「一歩」を交互に前へ進めることで「私の憧れる人生」を自ら築いています。 そして、その先輩方の日々の姿に憧れを抱く後輩のみなさんが続いてくださり、晴れて「第6期」を迎えることができました。 小学6年生から高校2年生までのメンバーで学びあっていきます。 この日の午前中は、お互いを知るためのウォーミングアップに「自己紹介」をして、”はじめてのランチ”を一緒に囲み、「入塾式」のリハーサルを少しドキドキしながら行い、いざ「入塾式」本番。 木村塾長からは「今期は、一度お姉さまが塾生として通って下さったご家庭で、再び”卒塾生の妹”という塾生の方々がご入塾くださっているという姉妹で通ってくださるご家庭があることを、とても嬉しく思います。」という喜びが伝えられました。 そして、「一度きりの人生で『志』をもって生きること、自分の長所・短所と向き合うことと切り離すことのできないアウトプットを前提としたインプットの力、この『言語力』は体験を通じて磨くことにより”深さ”が備わること、その体験の中でも”年3回の合宿”が大きな成長のきっかけになること」について語られました。 共に同じ空間で共に時を過ごす約10ヶ月間、日数にしてたった30日余りで、一塾生である一人の女の子が、一人の女性へと自然に成長を遂げていきます。 それは何故なのか-その理由は、「自分を形作るのは自分であり、自分を磨くのは環境であり、環境は自分と他人と共に築くものである」ということを、一緒に感じ、分かち合っていくことによります。 ”シェアする”という洒落たコトバを使うようになるずっと前から、私たち日本人は「おすそわけ」といった馴染みのある言葉で「分かちあう」ことを自然としていました。 「同じ釜の飯を食う」という今日となっては”ホーローの看板”のような懐かしい表現がありますが、「分かちあう」という考え方の中には、「相手の存在を大切にする」という”余裕”があります。 この”余裕”をできるだけ静かに、自分でも気づかないほど自然に、数多く、大きく、広く、深く、持っていられる人は、失うことへの畏れより遠くに視線を落とし、奪われることに囚われる小ささより速く与えることの喜びに向かって日々を走り続けています。 そういう男性はとても紳士的で、女性から見ても魅力的に映るように、そういう女性はとても淑女的で、男性から見ても恐らく魅力的に映るのではないでしょうか? 「同じ空気を吸う」という心持ちで、私たち「エクスプレッションスクール雙葉」は、まずは身の周りの面と向かって学び合う仲間と”憧れを分かちあう環境”を育んでいきます。 西山和幸校長は孔子の教えである「論語」から「文行忠信」についてお話くださり、「外から見える世界(アウトプット力と振る舞い)」と「外から見えない世界(心の中)」の両方のバランスを磨くことの大切さを伝えてくださいました。 続いて、”女子”を対象とした学舎として、日本マナー・プロトコール協会認定校であるフィニッシングスクール・インフィニの大野祐子校長からご挨拶を頂きました。 それは、「美しい女性になりたい」と憧れる塾生の瞳を輝かせ、「美しい女性になってくれたら嬉しい」と願う保護者の皆様の背筋がシュッと伸びる、魔法のエールでした。 「フィニッシングスクールとは、元来、ヨーロッパの良家の子女が社会に出るための教養を学ぶ学校として始まっており、”可愛らしい女の子は偶然、美しい女性は努力の賜”という言葉があるように、『美しい女性』に磨きあげるためには『時間』が必要です。直接マナーをご指導くださる本多美智子先生から教えて頂くことで、卒塾式の頃にはきっと”素敵な女性”へと成長を遂げられると思います。一人でも多くのエレガントな女性が世に出ることを応援します。」 フィニッシング・スクールインフィニには、10才から83歳までの女性が生徒として講座を受講なさっていますが、私たち「女性」が「美しく自分を磨きたい」と思い、「一歩」踏み出す歩みを続ける時、そこには必ず「自分の憧れ」があります。 世界の中で、いつ何時も、何事があろうとも、「無償の愛」を注いでくれるのが、お父さま、お母さまをはじめとする「家族」です。そして、授かった命を大切に育み、「家庭」の外である「社会」に送り出す時、「できるだけ愛される女性(存在)でありますように」と願うのもまた「家族」です。 「自分が自分を愛せるように」「自分が自分を誇りに思えるように」、そのためには「自分の憧れ」に向かい行動しながら「他人をも家族のように愛せるように」なることも「憧れる平和な社会」です。 塾生スピーチでは、「母の薦めで入塾しました」「学校では経験できないことが学べることを期待します」「学年を越えてみなさんと仲良くなりたいです」という声や、「グローバルシティズンとなり日本の良さを海外に伝えたい」「将来はOECDで働きたいため、語学もがんばっています」という”将来の夢”も語られました。 保護者代表挨拶でスピーチしてくださったお母様は、「第4期生として姉が入塾し、マナー講習や企業訪問、合宿での集団生活を通じ自信を得、家庭での振る舞いが変化していく姿を感じたため、妹は自らの意志で第6期生として入塾しました。卒塾までの変化が楽しみです。」と爽やかにお話にくださり、閉式を迎えました。 小さな赤ちゃんの声も聞こえ「生きるエネルギー」に満ちた「入塾式」でしたが、「食べる・眠る・動く・話す」という「生きる基本(本能的欲求)」を、美しく表現できる女性になるために、新たな挑戦を続ける「エクスプレッションスクール雙葉」の第6期も、どうぞよろしくおつきあいください。 |
入塾証書を授かる姿は、 「憧れ」で輝いています。 スピーチやコメントを述べる時は、 「私の中の私」と向き合っています。
自己紹介ゲーム! お隣りの相手ほどうっかり!? 「名前」を覚えるワーク。
佇まいは凛々しく。 私の生きてきた時間に、 新たな変化が加わる”はじまりの日”。 「表現」を支えているのは、 水面下の他愛ない日々。 はじめて一緒に囲むランチは、 ”イタリアン~♪” 小学6年生もみんな笑顔で 「いただきます!」 福岡雙葉学園中学高等学校 校長 西山和幸 様 フィニッシングスクールインフィニ 校長 大野祐子 様 「周りへの気遣いができる 視野の広い女性になりたいです。」 保護者代表挨拶 「経験から自信を得てほしいです」 立ち木の上から温かく見守る お父様、お母様に、感謝。 |